『とき』は2年半ぶり、4回目。 
ゲームショウで疲れた体を引き摺って三茶へ。 
山海塾の何が好きかと言うと、舞踏はもちろん腰砕けなんだけど、舞台と客席の距離感。 
一体にはならないよ。 
客を寄せ付けない壁がある。 
彼らの掻き回す空気は充分に感じるけど、共感したりとか入り込んだりはできないんだよな。(私だけなのか?) 
常に緊張感があって、客の咳や紙のこすれる音にもイラッとする。 
邪魔すんな。 
それまで突き放されていた距離が最後の挨拶で一気になくなる。 
鳴り止まない拍手に本気で感謝の気持ちを何度も体と表情で表現する天児氏。 
もちろん言葉なんて言わない。 
大袈裟な動きはしない。ものすごく静かで優雅で素敵なんだ。 
毎回最後に胸を押し潰されて涙出る。 
本気の挨拶って山海塾でしか感じたことない。 
蝉丸氏のバイバイの動きもたまらなく好き。 
『とき』の中では天児氏の2回目のソロ舞踏がとても好き。 
ソロに入る前の集団舞踏も好き。 
最後の集団舞踏も好き。 
って全部好きじゃないか。 
『ゆらぎ』と『ひよめき』もまた見たいな。 
新作が見れなくて本当に残念だった。 
3月に芸術劇場で一番好きな演目『金柑少年』があるらしい。 
良い席取れるといいんだけど。
★★★★★
2008-10-10
『時のなかの時-とき』山海塾
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